ちりつもメモ

塵も積もれば山となる。暇つぶしの忘備録

モテる女の処世術

私の友人に、大変かわいい子がいる。

女のカワイイはあてにならないとはよく言われるが、この子は本物だ。

東北美人の真っ白な肌に、ぱっちりした目、そして小さい顏!

街を歩けば、必ずと言っていいほど男の人に声を掛けられる。

確かに、今流行のアイドルと同じくらい、いやそれよりも数段かわいい。

まさに雑誌に出てくるようなふわふわの「女の子」、である。

しかも性格も大層良い。

天は、与える人には二物も三物も与えるようだ。

 

こんな子なので、世の中の男性が放っておくはずもなく。

とにかく声をかけられまくる。

駅前で待ち合わせをした時も、見知らぬ男性に声を掛けられた。

一緒に居てまだ5分しかたってないのに。

すごいな。

どうやら、夜のお店で働かないかというお誘いのようだ。

私には目もくれず、友人を説得する男性。

すると一言、笑顔で友人が言う。

「結婚してるので」

無論、彼女は結婚などしていない。

どうなるかと思いきや、男性はすっと引いていった。

男性のかわし方もうまい。

モテたことない女には全くない発想だった。

はぁーーー。

「結婚してます」

この一言で大抵の男性は身を引いてくれるらしい。

これは、「彼氏」ではダメなのだ。

「結婚」という役所お墨付きの印籠が大切らしい。

モテる女はやっぱり違うなぁと感心した。

 

「結構使えるから、今度困ったら使ってみて」

と愛くるしい顏で言ってくれた友人。

天然すぎるよ。

男性だって、みんなに声かけてるわけじゃないと思う・・・

幸か不幸か、未だにそのセリフを使う機会には恵まれていない。

 

その後彼女はたくさんの男性をかわしつつ、20代前半の若さで結婚した。

本当に「結婚してます」、だ。

旦那がうらやましい。

【サバイバル帰省】② 命がけの?帰省

サバイバル帰省のエピソード第2回目は、恐怖のお盆帰省について。

1回目のエピソードの約1年後、繰り返された悲劇について記しておく。

 

 

今年もお盆の帰省シーズンがやってきた。

そう。

布団なし、食事なし、子守あり(2歳児)のサバイバル帰省だ。

(懲りもせず、よく毎年帰るよね。私も。)

 

実家でのんびり。

私には遠い国の話のようだ。

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの

よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや

 

とは、室生犀星のお言葉。

新幹線の中から、緑が多くて晴れたきれいな空を見た時には、「あーやっぱり田舎はいいな」と思ってしまった。

けれど、改札を出て、母A子さんの迎えを待つこと30分。

はやくも後悔の念が・・・

約束の時間を過ぎても迎えに来ないので電話をする。

「今向かってる!」

信じて待つこと30分。

何食わぬ顔で登場する。

ちなみに家から駅までは30分。

「今向かってる!」は本当に家を出たばかりだったってこと?

相変わらず、事前の到着時刻の連絡はこの人には意味がない。

 

そういえば母A子さんはマイペースだった、と思い出す。

中学生の時も、雨でチャリ通学できない私を学校まで迎えに来ると言っていたのに、待てど暮らせど来ず。

途中で拾うから職場に向かって歩いてきて、という指示を信じて歩くこと3キロ。

職場に着いてしまった・・・

そしてそこからさらに数十分待たされた。

無理なら無理と初めから言って欲しかった・・・

もはや歩いてまっすぐ家に帰った方が早かったと感じた私は、それ以来母の送迎に頼ることはなくなった。

雨でも雪でも、LOVE自転車。

 

そう、これは序章だ。

こんなものでは終わらない私のサバイバル帰省。

 

台所には恒例のA子コレクション。

おしゃれに観葉植物を生けているかと思いきや・・・f:id:HutandanLaut:20200516100154j:plain

これは空芯菜、である。

空きビンに生けられた空芯菜

インテリアと実用性を兼ね備えて、ってやつだ。

せめて枯れたやつとか、色が変色した葉っぱは取り除いて欲しいけど。

私が気になるのは、いつこれが食卓に出てくるのかってことかな。

 

これだけじゃない。

載せていいのか、本当にためらったのだが・・・

それではクイズです。

これはなんでしょう?

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はい、正解は自家製の干しゴーヤです。

え、クモの巣みたいな白いもやもやが見えるって?

あれはクモの巣ではなくてカビ。

本人曰く、梅雨の時期にカビてしまったのだとか。

もちろん、これは即廃棄してもらった。

「やっぱり捨てなきゃダメ?」

と聞いてきたA子さん。

まだ、食べるつもりか!?死人が出るよ。

そう言えば、インドでも全くお腹を壊さなかった過去が頭をよぎる・・・なるほど。

 

A子さんの解説がないと全く何者か分からない、そんなものたちで埋め尽くされる台所。 

これが70歳を過ぎたおばあちゃんなら認知症を疑うが、A子さんは若いときから常にこうだったのでもはや驚かない。

 

窓辺にはたくさんの野菜のヘタ的なところが、水を入れた豆腐パックの中に並んでいる。

豆苗の2回目を狙うがごとく、ニンジンやよくわからぬ野菜の破片が鎮座する。

は、生えてくるかなぁ・・・

というか、生えてきたら食べるつもりなのか・・・

一つ一つ野菜の破片が何であるか確かめ、整理を促す。

 

珍しく、どうぞと出された布団で寝れば、一晩中ダニに刺されてかゆくてかゆくてもだえる羽目に。

去年もダニに刺されたので、今年は用心してちゃんと干したか確認したのに!?

次の日の朝、「ダニに刺されてまったく寝れなかった」と言ったら、

「え?蔵の中で窓の下の日なたに置いてたから、毎日干してるのと同じだと思ってた」

だそうだ。

それは干してない。

干してるんじゃなくて保管してるだけだよ。

かゆくなるわけだ。

 

最終日。

どうしても実家のお風呂に入らねばならなくなった。

それまで地元の温泉に通い、実家のお風呂に入るのを避けていたのに。

身の安全を確保するため、自らお風呂を掃除する。

そしてもちろん一番風呂。

なんでここまでするのかって?

1年前のGWに、甥っ子から結膜炎をうつされたからである。

私を見た医者が言った。

「感染した子供の後にお風呂に入りませんでしたか?」

絶句。

ええ。ええ。

治りかけだから大丈夫と看護師である母に言われ、信じた私はアホだった。

だから自分の身は自分で守るのである。

 

実家とは、のんびりするところではなく、サバイバルするところなのだ。

年末に帰省すると、これに寒さが加わる。

ストーブの確保が生死を分ける。

ストーブをつけるとき、室内温度の表示は0度。

0度ならまあいいか、と思っていた私。

最近ふと気づいた。

きっとマイナスでも0度としか表示できないだけだったんだね。

だって、台所のコップの水は氷っていたから。

冷蔵庫は、冷やすためではなく「食べ物が凍らないように入れておくところ」なのは東北地方の常識か。

まさに命がけの帰省。

屋根のあるキャンプだと思って耐え抜く所存である。

【サバイバル帰省】① 実家という幻想

年末年始、GW、お盆、シルバーウィーク。

この時期になると私を悩ませる問題がある。

そう、帰省するか否か、だ。

地方都市から、都市部に出てきた人には多かれ少なかれあるのではなかろうか。

 

東北地方の田舎町に産まれ、仕事の都合などなど様々な転機を経て、現在大阪在住の私。

帰省するにはかなり体力が要る。

物理的に遠いのだ。

縦に長いですから、日本列島は。

毎回悩みつつ、プチ旅行ではないかと自分をだまして帰省をするのだが、絶対に着いてから後悔する瞬間がやってくる。

そう、私の実家はかなりサバイバルな家なのだ。

 

家族ドラマの見すぎなのかもしれないが、大抵の帰省する人たちは家族に温かく迎えらるのではないだろうか。

食卓には料理があり、いや、なくても寝床の確保くらいはできているはず。

私の友人たちはみな、帰省すると両親や祖父母がたくさんの料理やお菓子、時にはお酒を用意して待っているので、帰省すると食べ過ぎると言っていた。

ところがどっこい、ウチでそんなことはあり得ない。

 

数年前のとある年のこと。

珍しく母から、「いつ帰ってくるの?」と電話があった。

少しは私の地位も向上したのか、と希望的観測をしたのは早すぎた・・・

大阪から新幹線を乗り継ぐこと5時間半。

当日、やっとこさ地元に着いた私。

駅まで迎えに来てくれると言った母。

信じた私がバカだった・・・

新幹線の改札を出て連絡をしたら、一言。

「そんなところまで迎えに行けない。もっと近くの駅にして」

はい、承知しました。

乗せてもらう身の上、言われた駅に行かせて頂く他に選択肢はありません。

そもそも、この駅って電話言ったの母ではないの?との疑問は飲み込みます。

人は忘れる生き物ですから・・・特にウチの母は。

実家の最寄り駅まで、1時間に1本の在来線を利用して移動する。

あぁ、10分に1本走ってくれる阪急が懐かしい・・・

 

無事家に着いても、安心はできない。

久しぶりの御対面となる1歳の甥っ子には、まず絶対泣かれる。

知らない人は怖いもんね。

生物としては正しい判断だと思うけど、オバチャンは悲しくなるよ。

前に会ってるはずなんだけどな・・・

 

なんとか危険人物ではないと認識してくれたのもつかの間。

あれ、もうすぐご飯時なのに、ご飯を作り始める気配はない。

実家は農家。

繁忙期にご飯は各自で確保が基本、もしくは最も手の空いている人がするのだ。

居候の私が一番手が空いているので作る。

もちろん全員分。

ちなみに冷蔵庫に材料がほぼないので、母の車を借りて買い出しもした。

 

さて、寝るぞーとなっても、もちろん、布団はない。

蔵からほこりっぽい布団を、懐中電灯を持ちながら運び出す。

(冬じゃなくてよかったー!)

茶の間から玄関から台所から、大荒れなんだけど、私はどこで寝れるんだろうか・・・

テレビで帰省ラッシュのニュースを見たり、職場のみんなが帰省するので自分もついその気になってしまったけれど、これなら一人で自宅にいた方が快適だったのではと後悔しつつ、ダニに刺されつつ、寝るのだった。

 

帰省するたびに実家が汚くなっていく気がするのは、経年劣化だけではないような気がしている。

壊滅的に整理整頓が苦手な母。

片づけと掃除はできるが、物を捨てられない父。

ゴミと服と化粧品が散乱し、足の踏み場のない汚部屋に平気で住む妹。

各自主張があり、忙しいのも分かるんだけど・・・ね。

 

次の日に親戚が来るというので、私は真っ青になって片づけをする。

こんな汚い家にお客様!いったいどこに通せばよいのか!

とにかく茶の間を掃いて、洗濯ものを仕分けして、座布団を干して、お客様用の湯飲みを洗って・・・

休みのはずなのに、全然休めないじゃないかーー

 

片付けても片づけても終わりが見えないので、つい「どうして普段から掃除をちゃんとしないの!?」

と怒った私。

すると突然母はマジギレ。

「うるさいっっ!!」

還暦を過ぎた女のマジギレを久々に見た。

孫について「カンシャクもちだ」と持論を展開していた母。

そー言えば、昔もよく母にキレられたなーと思い出し、孫がカンシャクもちなのは遺伝子ってやつでは?と思った・・・

 

こうして手厚い歓迎を受けながら帰省を乗り越え、家事と子守とでへとへとになりながら自宅へ戻ってきた私。

休み明けに職場で、「実家でゆっくりしてきたの?いいわね。」と言われた。

いいですか、本当にこれがいいですかぁ!?

全部見せてあげたい。

たぶん思い描いている「帰省」とは別物だと思う・・・

「ええ、まあ」と言葉を濁すことしかできなかった。

 

もう帰らない、そう思うけれど、やはり人間は忘れる生き物。

そろそろ、顏を見に帰ろうか。

また連休の時期になると悩み始めるから不思議だ・・・

7日間在宅勤務をしてみました

 日に日に威力を増すコロナウィルスの影響は、とうとう小市民な私のところまで届きました。

在宅勤務です。

今のところGWまでなので、4月中ずっとです。

緊急事態宣言が出ている間は、オフィス勤めの方は在宅という方が多いのではないでしょうか。

私は休日は基本だらだらするのが大好きなので、

 

会社行かなくてよい 

   ↓

早起きしなくてよい!だらだらできる~

 

との安易な考えから、内心「やったー!」と喜んでおりました。

ま、実際そんなにだらだらできるわけないんですけど。

 

在宅勤務については、以前からやってみたいなと思っていました。

通勤時間が長いので。

片道1時間半ほどかかっています。

それがないだけでも1日に3時間も余裕が生まれるはず。

仕事柄、在宅勤務は難しいのですが、緊急事態ですので。

何事も体験だと、勇んでやってみたものの。。。

 

とりあえず、7日間やってみた軌跡です。

 

1日目 仕事がサクサクはかどる。通勤時間がなくなって体がラク。お化粧も不要!

2日目 午後から集中力きれる。体を動かしたくなる。

3日目 どこにも行かないので、体を締め付ける下着などは身に付けなくなる。

4日目 気分転換に、午後トイレ掃除を5分ほどしてみる。

    夜、体を動かしていないので寝るのに時間がかかるようになる。

5日目 新しい種類のコーヒーを試し、匂いで集中力維持。トイレ掃除も日課になる。

    仕事終了後、家じゅうを拭きあげる。

6日目 夕方ウォーキングに出かける。

    家にいると食べ過ぎるので、夕飯の主食を豆腐にしてみる。

7日目 仕事終了後 散歩or買い物というリズムができる。

 

3日目が一番しんどかったです。

日にちが経つにつれて、だんだん慣れてきました。

生活のリズムができてくるようです。

 

1日目。

本当にノリノリでした。

いつも通り起きただけなのに、いつもより1時間も早く仕事始められたんです。

はい、通勤ないので。

いろいろ動かなくて便利なので、リビングで仕事を始めました。

適度なリラックス感と初めての在宅という緊張感のおけげで、サクサク進みました。

問題は2日目からです。

 

2日目。

午後に突然、集中力がきれました。

もともと在宅向きの職業ではないので、持ち帰った仕事が少ないのも悪かった。

飽き性な性格なのも、拍車をかけました。

日中ずーっとリビングに居続けるのって2日が限界??

外に出たい衝動に駆られました。

業務終了のメールをしたら、今年、いえ、去年一度も着なかったジャージに着替えて、マスクして、川沿いを小一時間ほどウォーキングしました。

ウォーキングなんて、ここ何年かしてなかったです。

もともと休日は家で過ごす派なので。

土曜日は基本1日中家にこもって幸せを感じる人間が、ウォーキングです。

人間2日あれば変われるのでしょうか。

通勤って、実は立派な運動だったんですね。

 

3日目。

体を締め付けるような苦しい衣服はやめました。

いつものように何気なくブラトップ着ようとしてはっとしました。

 

会社行かない

外に出ない

苦しい服は必要ない

 

私としたことが、気付くのが遅すぎました。 

在宅ではありますが、必要なければテレビ電話的な顔が映るようなことは会社が採用していなので、服装は仕事ができれば何でも良いのです。

 さすがに、何かの拍子でテレビ電話が必要にならないとも限らないので(そういう装備はありますので)パジャマは控えています。

モーニングショーの玉川さんのように上半身はスーツで下半身はパジャマという手も、なきにしもあらず、とは思いますが(笑)

 

 

4日目。

運動不足のせいで、夜寝付けなくなりました。

布団に入っても全く眠くないんです。

困りました。

眠くなるまで撮りためていた「翔んで埼玉」を見ました。

予想外に面白くて、見入ってしまったんですが、さすがに途中で限界が来て寝ました。

面白い→続きが見たい→でも眠い→でも見たい→眠い→見たい→眠い・・・というループに入って寝たようです。

これで4晩かけて「翔んで埼玉」を見ました。

 

5日目。

新しい種類のコーヒーを試しました。

前日、午後にインスタントのカフェラテを飲んでリフレッシュできたので。

どうやら集中力の切れやすい午後にコーヒーを飲むとよさそうです。

匂いで集中力維持!五感を刺激する作戦です。

それでも、運動不足は解消できないので、仕事後に家じゅうを拭きあげるました。使い捨ての床用ウエットシートで、雑巾がけです。柄のような道具はなし!

掃除が運動になるように、全ての床を拭きあげました。

 

6日目。

パートナーが休みだったので、夕方ウォーキングに出かけました。

いつもより遠くまで歩きました。

でも、いつも楽しみに見ている飛行機は全然飛んでこず、楽しみの少ないウォーキングでした。

快眠のために歩く。修行か!?って感じです。

でも、体は正直です。

ちゃんと寝れました。そして、翌日少し筋肉痛になりました。

家にいると食べ過ぎるので、夕飯の主食を豆腐にかえてみました。

体を動かさないため、お腹が空かず、ご飯を美味しいと感じにくくなるのが在宅勤務のデメリットです。

 

7日目。

体が慣れ、リズムができたことと、コーヒーのお陰で仕事はコンスタントに何とかできています。

でも運動不足だけはなんとも・・・

お腹が空かないのでご飯が美味しくないのもそうですが、寝つきが悪くなったのも心配です。

人がいない時間帯を見計らって、せっせとウォーキングをしました。

 

いろいろ試行錯誤してたようです。

やはり、在宅勤務はメリハリやリズムを自分で作ることが大切だと感じました。

 

ウチは子供もペットもいません。

同居しているパートナーは、医療関係なのでだいたい出勤してます。

つまり、家にいるのは私だけ。

なのに、たった7日間の在宅勤務でこんなに紆余曲折しました。

お子さんがいるご家庭や、夫婦2人で在宅の方は、本当に苦労されているのでは?と思いました。

 

職場の上司は、3歳と7歳のお子さんがおり、とても家では仕事ができないと言っていました。

家のPCはもれなくキーボードが1枚ずつはがされた模様。

言葉の通じないお猿さん2匹がいる家には、怖くて会社のPCは持ち帰れないと言っていました。

さぞかしご苦労されいることでしょう。

 

それに比べれば、わたしの試行錯誤なんて小さいもんです。

まだまだ在宅勤務は続くので、日々試行錯誤していこうと思います。

 

 

 

がんばれエアライン!かんばれ伊丹空港!

こんにちは。

最近飛行機を見るのが好きになってきた関西在住の女子です。

(年齢的に、「女子」と自分でいうのはかなり恥ずかしいですが。)

近頃やっとボーイングエアバスの違いなどが分かり始めました(汗)


コロナウィルスの影響が広がり、航空会社にも深刻な影響がでており、飛行機のなかでも航空機を見るのが好きな私にとっても、とても悲しい状況です。

いつも伊丹のスカイパークや自宅近くから飛行機を見ているのですが、今までに見たことのないほど、飛行機が飛んでいません。

我が家の真上は、伊丹空港への着陸の際の空路でもあるので、その様子が日に日に深刻になっていくのがとてもよくわかりました。

 

さかのぼること、今年2020年の2月。

伊丹空港は国内線のみなので、まだほとんどコロナウィルスの影響を受けていなかったと思います。

朝の通勤途中、羽田からの一便のANAJALを確認するのが私の楽しみのひとつなのですが、このころはまだ大型機が来ていたと思います。

(この羽田からのANA一便にはよく「787」のロゴが特別塗装されたB787が機材として使われていました。今はもう全機、通常塗装になっているようです。)

 

3月に入り、だんだん減便が始まったなと思っていたら、4月に気づいた時には一便の羽田―伊丹便が小さい機材(B737A320だったと思います)になっていました 涙

繁忙期には777など大型機が投入されるドル箱路線のはずです。

ネットをみたら、最近この路線を使った方が、JALは時間帯によってはもっと小さい機材を使うこともあるようだと書いてらっしゃいました。

確かにHP上でも、一部J-AIR運航のエンブラエル機(座席95)になっているようです。

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初めて見ました。

信じられません・・・羽田―伊丹が地方路線のようです。

クラスJの座席はそこそこ埋まっているようですが。

私が東北地方の地元に帰るときに利用するIBEXの機材、ボンバルディアCRJの定員は70名です。

ほぼ変わらない・・・

本当に航空会社が苦境に立たされているんだなということを、実感せざるをえなくなりました。


そして、最近在宅勤務になって家にいるようになってからは、その深刻度合いをさらに強く感じます。
いつもはあんなにひっきりなしに飛んでいた飛行機が、ほとんど来ないのです。

これが本日2020年4月25日(土)朝の到着便です。

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1時間で1機しか来ていない・・・異常事態です。

多い時には、2つの滑走路を離着陸する飛行機が2-3分おきに飛んできていたと思います。
でも今は、朝少し飛んできたなと思ったら、あとはお昼近くまで静かな時間が続きます。

こんなに静かにテレビを見れたのは、台風が過ぎ去った直後くらいです。
台風の日だってこんなに長くは続かなかったと思います。

 

私には、飛行機が好きになってから楽しみにしている、日課がもうひとつあります。

それは、毎日、最終便が伊丹空港の運用門限に間に合うかどうかを見守ることです。

ご存知の方も多いとは思いますが、伊丹空港は滑走路の運用時間がAM7:00-PM21:00と決められています。

ですので、この門限に間に合わない飛行機は、関空ダイバートすることになります。

これが有名な?「島流し」です。

到着予定20時35分の 羽田-伊丹 最終便は、本当によく私をハラハラさせてくれました。

最終便なので利用者が多く大型機が使用されるためか、しばしば羽田出発が遅れるのです。

そのため、平日でも20時45分すぎ、祝前日や休日、連休の最終日などは遅くなるともうぎりぎり20時58分くらいにに我が家の上を通っていくのです。

思わず応援したくなってしまいます。

しかもこの問題児が通って安心していたら、遠くにもう一機見えてびっくり!ということも笑

そう。いつもなら、夕方のラッシュから最終便までは、飛んでくる飛行機のさらに遠くに、着陸予定の飛行機が3機も4機も連なっているのが見えるのが普通でした。
今では、申し訳程度にやって来るだけです。

最終便もさくさく到着します。

そして、やって来るのは小型機ばかりです。

大型機はほとんど見かけなくなりました。

 

この前の夜、久しぶりにJALB777を見て、思わずうるっとしてしまったくらいです。
けなげにお仕事をしている姿を見て、思わずがんばれとつぶやいてしまいました。

先週、オーストラリアの航空会社が経営破たんしたというニュースが入ってきました。

とうとうきたか、と思った方も多かったはず。

世界中で飛行機が飛べていないのです。

また、たくさんのCAさんたちを帰休したり、医療用ガウンの縫製作業に参加したりと、様々な対策を講じてきたANAも、業績を下方修正し、純利益が75%減ということを発表しました。

JALも業績を下方修正しました。

考えたくはないですが、この状態が長期化すれば飛行機が飛ばないのではなく、飛べなくなるのではと心配が募ります。

一部のエコノミストが言うには、飛行機が飛べなくてもJALは1年、ANAは7か月もつ、ということらしいですが。

 

来年にはオリンピックがあります。あるはずです・・・

JALANAをはじめとする日系エアラインはもちろん世界の航空会社が、どうかこれ以上倒産せずになんとかこの危機を乗り切って、また元気に飛び回ってくれたらと切に願います。


航空マニアビギナーとして、ささやかながらエールを送りつつ、伊丹空港到着便を日々見守っていこうと思います。

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2020年1月4日撮影

マレーシア ランカウイ島旅行 The Datai 滞在記②~ホテル内散策、部屋からビーチへ~

前回の記事では関空からダタイ到着までをご紹介しました。

 

この記事では、お部屋やホテル内についてと、どのようにホテル内で過ごしていたかをご紹介します。

レストランについてはまた次回、詳細をご紹介できればと思います。

 

この写真はロビーにあるカフェバーからの眺めです。

ダタイを象徴するような眺めで、私は大好きです。ダタイと聞けば、ここからの眺めを一番に思い出します。

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 ご覧のとおり、ダタイには海とジャングルくらいしかありません。

ご飯もすべてホテル内で済ませることになります。

お隣のアンダマンであれば無料で送迎してくれますが、それ以上に遠くに出掛けるとなるとタクシーを呼ぶか、ダタイのベンツで送迎してもらうか(タクシーよりさらに高い)しかありません。

もし、観光地を回ったりお買い物をしたり、とアクティブに旅行を楽しみたいと考えておられる方がいたら、ダタイはあまりおすすめはできません。

街まで最低45分はかかってしまいますので。

でも、ホテルの中でのんびりしたい、自然を身近に感じてリフレッシュしたい、という人には最高で最適な場所だと思います。

 

 

さて、まずはお部屋からご紹介します。

今回はキャノピーデラックスというお部屋に泊まりました。

ダタイでは一番小さなお部屋ですが、60㎡以上あるゆったりしたお部屋です。

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こちらがベッドルームです。

この写真では写っていませんが、ちょうど右手にミニバーがあります。

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ミニバーの飲み物はアルコール以外無料です。毎日チェックして補充してくれます。

補充してくれるソフトドリンクには、コーラ、スプライト、炭酸水、ミネラルウォーター、マンゴージュースとココナッツウォーターなどがありました。

コーヒー(インスタントではなく機械で抽出するタイプのもの)、紅茶、ハーブティーなどもありましたよ。

アルコールが苦手なので、その分ソフトドリンクをいろいろ試したくて頑張って飲んでいたのですが、朝食やらビーチでもらえるフルーツやらでほぼ満腹だったためにココナッツジュースだけは飲めませんでした。今でも心残りです。

 

スナックとして、引き出しの中にチョコとナッツ、キャラメルポップコーンがありました。

ダタイオリジナルラベルのベリーズのチョコとナッツには興奮しました(笑)

キャラメルポップコーンはブランド不明ですが、あっさり味で美味しかったです。

こちらも飲み物と一緒に毎日補充してくれます。嬉しい!

初めのチョコは中にドライマンゴーが入っていましたが、次に日はドライレーズンのものが補充されていました。チョコレートは何種類かあるようです。

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写真はソファーコーナーです。

ここに毎日いろいろな種類のフルーツを置いてくれます。

寝る前には美味しいチョコも!

フルーツの手前にある四角いシルバーの蓋の箱に入っています。

毎日違う味で、どれも美味しかったです。

 

 

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ソファーコーナーの隣には、書斎スペースとしてデスクがあります。

 

バスルームは入り口付近にあります。

シンクは2つあって、カップルならそれぞれ自分専用にできます。

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右側にトイレ、左側にシャワールームがありました。

クローゼットも、二つ。とても広いバスルームです。

備え付けにはボディソープ、シャンプー、コンディショナー、石鹸がありました。
アメニティ一揃いと、やや強めのドライヤーもちゃんとあります。

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日本人には嬉しいバスタブ付きです。

しかもキャンドルまであり、贅沢な気持ちでゆっくりお風呂に入れました。

また、ビーチに行くときに使うかごバッグも準備してくれているので、大変重宝しました。

 

服のクリーニングももちろんできます。

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バスルーム引き出しにある専用の袋に入れて、専用ダイヤルへコール。担当の方が部屋まで取りに来てくれます。
服をクリーニングに出したら感動的なほどキレイかつ丁寧に返してくれました!(折り畳むかハンガーか選べたのでハンガーで返して貰いました)

写真はベッドの上で撮っていますが、バスルームのクローゼットに返してくれました。7分袖の服を出して200RMほどでした。

 

さて、素敵なお部屋なのですが、日中はほとんど使いませんでした。

ダタイはビーチやプールサイドでゆっくり過ごす、そのためにあるホテルだからです。

 

 

それでは、お部屋を出てビーチに向かいましょう。

この棟からビーチまでは少し歩きます。5~10分くらいでしょうか。

散歩がてらで、私はこの道が大好きだったのですが、結構な階段もあるので、足腰に不安のある方は無理せずロビーからバギーを利用してくださいね。

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お部屋の入口はこんな感じでした。

 

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廊下をぬけて、メインダイニングと大人用プールの方へ向かいます。

こういった建物や空間のひとつひとつが本当に美しかったです。

 

 

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朝食会場のメインダイニング前を通り、大人専用のプールを横目に階段を下ります。
左手にはタイ料理レストランのパビリオンが見えます。

 

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結構な高さがあります。

この突き出ている建物がタイ料理レストランのパビリオンになります。

 

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下から見上げるとこんな感じになります。

高いですね!

 

この階段を下りきると、バタフライウォークと名付けられた小道に出ます。
ここをまっすぐ行ったら海です。

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とても美しい小道です。 

 

 

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途中にはスパがあります。

 

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さらに奥へ進めばビーチです。

 

ビーチに着きました!

右手にレストラン、左手にファミリープールがあります。

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こちらのファミリープールも素敵です。

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奥が一番浅くて、手前に向かって徐々に深くなります。

一番深いところで2m近くあったと思います。足が届かなかったので。

 

 

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ビーチにはこのようなカウチがたくさんあります。

好きなところで、のんびりしましょう。

 

ビーチではたくさんのサービスがあります。

まずはお水。これは必ず持ってきてくれます。

氷も、溶けたかなーという頃合いで何度も補充しに来てくれます。f:id:HutandanLaut:20200405120859j:plain

 

それと冷たいおしぼりも出てきます。

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嬉しかったのは食べ物のサービスです。

フルーツやアイスクリーム、一口サイズのカクテルなどもありました。

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こんな感じで持ってきてくれます。

なんだかんだあるので、日中あまりお腹は空かなかったです。

 

 

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ここで、海を見ながら一日中読書したり、ぼーっとしたりします。

海の透明度はさほどよくないのかもしれませんが、ビーチでゆっくりするには十分きれいです。

ジャングルの音を聞きながら海を眺めるなんて、最高に贅沢です。

毎日居ても全然飽きませんでした。

 

 

ダタイの何が特に良かったかと後日連れと話し合ったところ、やはり自然をより身近に感じられるところではないか、という話になりました。

敷地内がほぼジャングルのため、そこに住む昆虫や生き物の音が本当によく聞こえ、まるで森の中で暮らしているかのようでした。

こんな鳥さんが、日常的に、身近に見れるんです。

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これはGreat Hornbillという鳥だそうです。(和名が分からなくてすみません)

大人用プールの近くに巣をかまえており、時たま近くを飛びまわっていました。

ジャングルという植生も相まって、さながらジュラシックパークのような光景です。(写真は携帯カメラで、しかも限界まで拡大して撮ったので画質が荒くなってしまいました)

 

敷地内の道や花はどこもきれいに手入れされ、本当に見事でした。

玄関を入ってすぐにお客さんを迎えてくれる、ロビーの蓮の花。

とっても優雅です。

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メインダイニング脇の花壇にはヘリコニア、という花が植えてありました。

トロピカルな雰囲気満点です。

私は鉢植えくらいでしか、こんな鮮やかな花は見たことなかったです。

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イモ系の植物でしょうか。

こんなに大きくなるんですね。

一瞬自分が小動物とか昆虫になったような気持ちになります。

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ビーチへ向かう小道の脇は、ジャングルです。 f:id:HutandanLaut:20200405121608j:plain

 

そして、とにかくいろんな花が咲いていました。

ビーチまで歩くのが毎日楽しくて楽しくて。

しっかり日焼けしてシミになりました(涙)

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 こんなでっかい植木鉢も、ダタイでは様になるようです。

もはや植木鉢と呼んでよいのか、分からないレベルです。

比較用に、ビーチ用のかごバッグを置いてみました。

植物の大きさや敷地の広さが、お分かりいただけるのではないでしょうか。

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日本だったらこんな大きなものすごく目立つ気がしますが、さすがダタイ。

風景に馴染んでいます。

 

 

そして最後にもう一度、アンダマン海を望むダタイベイ。

最高です。

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日本での忙しい日々を忘れてひたすらリラックスしたお陰か、帰るころには「また来年来るために働くぞ~」という気持ちになれました。

いえ、実は日本に帰った直後はダタイロスと言いますか、ホームシックならぬダタイシックが激しくて、持ち帰ったダタイパッケージのチョコをかじっては涙という日々でした(笑)。でも今は真面目に働いています。はい、またダタイに来たいからです!

次また行けることを、今から楽しみにしています。

 

というところで、今回はここまで。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

次回は、ホテル内の施設、レストラン、アクティビティについてご紹介しますね。

それでは、また。