お洒落は足元から、時代は靴下から!?
靴下って、一体いつから履くようになったのだろう。
毎日履いていて、ふと疑問に思った。
足を守るために、足袋的なものは日本には古くからあったのだろうけど。
ネットで調べると、どうやらその起源は4-5世紀のエジプトで作られた手編みのソックスあたりにあるらしい。
意外にも古くからあるようだ。
どうしていきなりこんな疑問をもったか。
それは、今見ている海外ドラマのせいだ。
オスマン帝国~愛と欲望のハレム~という、世界中で大ヒットした歴史大河的ドラマである。
おそらく1500年代のトルコ、オスマン帝国における皇帝とそれを取り巻くお妃や皇族の対立、政治的な覇権争いなどを巧みに描いているドラマだ。
事実と異なる点はあるだろうけれど、視聴者を飽きさせないドラマティックな展開と、豪華な衣装、たくさんの陰謀とかけひき、どれもが見ごたえがあり、すっかり虜になった。
そのドラマ中、足元が大きく映った場面があった。
皇帝の乳母が首をくくる、という大変シリアスな場面だ。
その場面の最後に、死を暗示させるように足元だけが大きくアップで映された。
「ん?スクールソックス??」
紛れもない。そこにはあの真っ白なスクールソックスが。
いかん、シリアスなシーンだ。
いや、でもスクールソックス、スクールソックスだよね!?
ゴムの入った、真っ白の、くるぶし丈の、伸縮性のある、・・・・
4世紀から靴下はあっても、さすがにゴム入りのスクールソックスはない筈だ。
それは、日本で言えば暴れん坊将軍にスクールソックスを履かせる、くらい不自然なんじゃなかろうか。
「お洒落は足元から」とはよく言われるが、時代を表すのも足元から、のようだ。